P-Factory|プロテクションフィルム施工店

日本カーラッピング協会・カラーPPF講習の講師をしてきました!

2024.12.26

日本カーラッピング協会・カラーPPF講習の講師をしてきました!

いつもP-Factoryホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
店主の井上徳広です。

P-Factoryも加盟する日本カーラッピング協会(JCWA)で12月13日、カラーPPFの講習会が開催され、弊社代表の井上がカラーPPF部会長として講師を務めてまいりました!
協会ではこれまでもラッピング、PPF、WPF(ウインドウプロテクションフィルム)の3つの講習を定期的に開催していて、私はこれまでWPF部会長でした。今年6月にカラーPPF部会が新設され、部会長を拝命。今回、初めてカラーPPFの講習を東京(LAPPS)で行ってきました。

受講枠が早々に埋まってしまう程に反響が大きかった今回。協会で部会新設したのも同じ理由ですが、ボディフィルムの世界で新素材であるカラーPPFへの関心が着実に高まってきている機運を改めて感じました。

講師として、フィルムサプライヤーとして…

協会の講習は、主にそのサービスを今後始める事業者を対象に、施工者の育成を図る内容です。今回はカラーPPF版ということで、弊社P-Factoryでの施工経験なども元に、フィルムの特性やキレイにトラブルリスクを抑えて貼る方法をレクチャーしました。

また「特定のフィルムメーカーに偏重しない」のも協会講習の特徴の1つ。今回も以下のフィルムメーカー・販売店に講習用フィルムの提供や講師の派遣など協力いただき、弊社で総輸入元を務めているアメリカの2つのフィルムメーカー「FlexiShield(フレックスシールド)」、「LEGEND(レジェンド)」も協賛しました。

  • NKODA(ナコダ)
  • TECKWRAP(テックラップ)
  • RWF(アールダブリューエフ)
  • 3M(スリーエム)
  • FlexiShield(フレックスシールド)
  • LEGEND(レジェンド)

カラーPPFは、ラッピングのようなカラーチェンジとPPFのような塗装保護を一度に両立できる自動車用保護フィルム。11月にアメリカ・ラスベガスで開かれた国際的な自動車用品の展示会「SEMAショー」でも各社がこぞって展示するなど、まさに今開発競争が激化している最新カーケアアイテムです。

同じ「カラーPPF」という括りでも、メーカー・製品によって「ドライ/ウェットの接着層」や「フィルムの厚み・柔らかさ」など特性はまちまち。元々ラッピングに比べて耐候性や見た目の質感に優れるカラーPPFですが、その中でも「特に質感に秀でているフィルム」や「貼りやすい/貼りにくい」など商品ごとに特徴があります。

講習では、各メーカーごとに自社フィルムの魅力をPRした後、受講者が自由にフィルムを車両に貼れる時間を設け、質疑応答などにも柔軟に対応。施工の実践的なノウハウをはじめ、現状の事業・技術に適したカラーPPFの選び方などを共有しました。
今後、弊社のみならず日本全国でもっとカラーPPFが盛り上がっていくと思いますので、引き続き技術講習や商品提供を通じ、「高品質な施工サービス」が少しでも広がるよう支援していけたらと思います。

ちなみに手前味噌になりますが、今回の講習ではFlexiShieldのコスメティックPPF、LEGENDのレイヴンPPF(ブラック)ともに受講者からは好評でした。ドライ貼りできるコスメティックPPFは、特に同じドライ施工のラッピングの施工者からその扱いやすさが評価され、またレイヴンPPFは艶消し度合いが強いマット、滑らかなグロスの2タイプともにその質感がPPF施工者を中心に高く評価されていました。

一施工者として…

今回、「カラーPPF部会長(協会理事)」として講師をしてきた井上。ですが、同時に「施工ショップ・Pファクトリー代表」でもあり、講習を通じて弊社の施工サービスにも生かせる学びもありました。

というのも、カラーPPFは今まさに様々なメーカーから新商品が続々と登場している時期。前述のように接着層のタイプも異なれば、フィルムがどの程度の伸縮度合いや熱、擦りに耐えられるか(=トラブルが出ないか)、適した施工液・分量などは、本当に商品によって千差万別なのです。
弊社は、FlexiShield・コスメティックPPFを含めカラーPPFの施工実績は多い方ではあると思います。ですが、急速にメーカー・商品数が増えるカラーPPFを網羅し切っているかというと…というのが正直なところ。なので、他社メーカーの講習時には、そのメーカーフィルムをより熟知した施工者の講習を見て、私自身も施工者としてのノウハウをアップデートしていました。

「誰よりも考え、実践し…」という自負はある一方で、自身の経験・知見では限界があるのは当然で、「足らないところは学ぶ、盗む」のもまた大切にしていることの1つです。
そして講習でも、講師という立場ではありますが、他のメーカーや講師はもちろん、経験の浅い受講者からの質問などで気付かされることも少なくありません。

これからも講師などを通じて「業界の普及」に少しでも力になれるよう努めると同時に、あらゆる機会を無駄にせず、Pファクトリーとしても「より高品質な施工サービスを提供」できるよう研鑽してまいります。

補足:日本カーラッピング協会とは

日本カーラッピング協会(苅谷伊会長、略称:JCWA)は、ラッピングやペイントプロテクションフィルムの施工事業者から構成される一般社団法人です。業界の発展と市場拡大を目指し、施工者(法人・個人事業主)らが情報交換・技術研鑽を重ねる、ニッチな業界で希少な業界団体です。
施工者(一般会員)のほか、フィルムメーカーやプリンター、プロッターといった資材メーカー・サプライヤーも賛助会員として参画。2017年に発足し、2024年現在では約70社(一般・賛助会員合わせて)が所属しています。

主な活動は講習会と大会の2つ。講習会はラッピング、PPF、WPF(ウインドウプロテクションフィルム)、カラーPPFとサービスごとに独立した形式で、主に未経験者を対象に事業を営む上で必要な知見・技術を提供しています。
一方で大会は、これまでラッピングとPPFの主に2部門で開催。こちらはすでにその事業を営む中上級者が技術を披露し、さらなる技術研鑽を図る場となっており、ラッピングの方は国際的な大会「World Wrap Masters」とも連携してその日本版を運営しています。

そしてP-Factoryは同協会に早期から加盟し、現在は理事に就任。代表の井上はカラーPPF部会長(その前はWPF部会長)兼副会長も仰せつかっていて、講習の講師や大会の審査員として微力ながら力添えしています。
また、総輸入元Flexishiled JAPAN、LEGEND JAPANとして2メーカー分の賛助会員にもなっており、講習や大会での資材提供などを通じて諸活動を支援。さらにPPFの大会では弊社スタッフも意欲的に参加し、技術・モチベーション向上に活用させていただくなど、精力的に協会活動に参加しています。

お問い合わせ・お見積り