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弊社では講習を通じ、独自に培ったP-Factory流のプロテクションフィルム(PPF)施工技術・ノウハウをプロ施工者に指南しております。受講された方から「こんなポイントがタメになったよ」というお言葉が届いたので、その一部をご紹介!
今回は、高級コーティングをメインに手掛ける大分のディテーリングショップ「ヒューテック」の若手施工者・加藤様。近年、本格的なPPF施工の依頼も増えてきているそうで、「基礎から学びたい」と受講いただきました。
【受講者紹介】地方高級コーティング店の若き施工者
ショップ:ヒューテック(大分)
受講者:加藤様
講習内容:クリアPPFのスキルアップ
24歳で施工歴は約4年、メインは磨き・コーティングとカーフィルム(ウインドウフィルム)という若手ディテーラーの加藤様。プロテクションフィルムに関しては、取引先ディーラーなどから請け負うドアカップなど生活傷対策が中心で、ショップとしても加藤様としてもフロントフルやフル施工といった広範囲な施工経験は少なめ。フィルム自体の扱いは全くの未経験ではないとのことですが、PPF施工講習の受講歴はなく、ゼロから基礎を学ぶという目的で受講されました。


【受講のきっかけ】PPF拡大期の今こそ…
受講を決めたのは、ヒューテックを運営する廣見正義代表。その理由は、大きく「1:需要の増加」「P-Factoryだから」という2点があるそうです。
1つ目は、ここ1年程で急速にPPFの施工依頼が増えてきたという市場環境。これまで福岡など近隣の大都市圏では一定の普及が進んでいたそうですが、地元では自動車販売店のスタッフでもラッピングとの違いを知らないなど、限定的だったそう。
それがここにきて、大分でも徐々に認知が拡大。一般カーオーナーをはじめディーラー営業スタッフの間でも新たなカーケアとして認知され始め、同社に対してもドアカップなどだけでなく、より広い範囲への施工の問い合わせ・依頼が増えているそうです。「大分で施工しているショップがあることを知らないという人もまだまだ多い。逆にいうとこれからどんどん地場の市場を開拓できる」(廣見代表)と、これからのPPF施工に意欲的です。
そして2つ目は、P-FactoryがPPF施工の実績が豊富で、競技会でも上位常連ということ。その設備環境や施工スタッフの雰囲気などを、実際に自社スタッフに見て肌で感じてほしかったとのことです。
実は廣見代表自身もPPFに触り始めてから10年近くを経ており、複数のフィルムメーカーをはじめ様々なPPF講習の受講経験があります。その中で、P-Factory代表で講習講師の井上の姿を見たこともあり、「井上さんの一つ一つの教え方が丁寧で、ゆるキャラといっていいのか分からないけど優しそうな人柄も魅力。特に今の若い世代を送り込む上では」と、嬉しい言葉を述べていただきました。
【カリキュラム】見て、実践して、チェックされてを反復
今回の講習は、3日間でクリアPPFの施工基礎を学ぶ内容。
ドアカップ周りなど一定のPPF施工経験があることを踏まえつつ、フィルムの素材特性や扱い方に関する基礎情報のレクチャーからスタート。初日午後からは、ひたすら実践の反復に重点を置き、理屈をベースに貼る感覚を頭と身体で覚えていただきました。
特に実技講習で重点を置いたのが、R、逆R、凹凸と様々な形状が集まるフロント周り。施工依頼が多いのもこのフロント周りで、井上が見本を見せる→加藤様が実践→修正ポイントを都度指摘→反復して実践、を繰り返しました。



この一連の実技講習の中で特に大切なのが、「いかに受講者様自身に落とし込んでいただけるか」。理屈を伴った指南がP-Factory流講習の1つの特徴ですが、フィルムの触り方・引っ張り方もスキージーの当て方も、施工者の力加減・感覚を伴うもの。この感覚は受講者様自身でしか分からないため、受講者様の中で理屈と感覚をアジャストしていただく必要があります。
加藤様は実技中、その都度疑問に感じたことを聞いてきてくれるなど、思考を巡らせながら感覚への落とし込みに熱心に取り組んでいる様子が窺えました。






【受講を終えて】早速フェラーリのフロントフルを実践
「これまでなんとなく貼ってを繰り返してきた」という加藤様。改めて基礎から学ぶことで、以下のような事柄をはじめ、一つ一つの施工上の手順・動作を改めて学び直せたとのことです。
- 施工液の使い方(水やゲルの配分、どういったシーンでどの施工液を、という使い分け方)
- 力の入れ具合、角度など当て方などスキージーの扱い方
- ハーフカットなどカッターの扱い方
- 角が出る原因と、出た時の処理 …などなど
特に、それぞれの「動作」だけでなく、なんでその動作なのかという「理屈」が分かったのが収穫として大きかったようで、「これまではプレカットフィルムを貼って意図せず角が出た時、どうして発生するのかが分からないから対処に苦慮した。理屈が分かると、対処できるようになる」と加藤様。
また、「井上講師の見本を見ていると簡単そうに見えるが、その直後に実践すると、見ている時には分からなかった些細な難しさに直面した」と講習を振り返る加藤様。今後、施工の経験をどんどん積み上げていくことに意欲的で、早速講習後すぐに入庫したフェラーリ・ポルトフィーノにフロントフルを施工。「なんとか仕上げられた。講習を受けていなかったら形にできなかったかも」と、今回の受講が実際の業務に生きていることを評価していただきました。






またP-Factoryでは、受講後フォローの一環として、受講者は随時、施工などに関して弊社にお問い合わせいただくことができます。「これから様々な車種・パーツ形状が出てくる中で貼り方・対応技術も変わってくる。都度聞ける窓口があるのがありがたい」と、加藤様にとってはこれも心強かった模様。これからPPF施工が増える中でのお困りごとは、些細なことでもどんどんご相談いただければと思います。
弊社講習では、技術レベル・ご要望に応じたカリキュラム設定から、受講後のアフターケアまで、一貫してPPF施工をサポートさせていただきます。まずは生活傷やヘッドライトなど部分施工を学びたいという未経験者から、フロントフルやフル施工などPPF施工を強化していきたいというアップデートまで、プロテクションフィルム事業にお悩みの方はまずはお気軽にお問い合わせください。